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戦火の生贄
戦場での陵辱劇をテーマにした小説を中心にしています。※18歳未満は閲覧禁止
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蟲鬼~姉妹~


 「みぃおそい!早く帰るわよ。」
 少し不機嫌な感じで、日焼けした手を腰に当てるセーラー服の少女、由希は今年で中学1年になる。
 クラスでも評判の美少女であるが、やや気が強いと言うかおてんばな節があり、時折両親を悩ませている。
 実際、今も読みかけのマンガを切り上げて、妹を塾まで迎えに行く様に言われた事で、拗ねていた所であった。
 「お、おねえちゃん、待ってよぉ。」
 慌てて走って来るのは、妹の美夏、小学5年生になる。
 いつも、おてんばな姉の後ろを歩いている感じであるが、成績はそれなりに良く、塾通いも両親の希望であった。
 「大体、いま何時よ! みぃだって制服のままじゃない、こんなのずっと続ける気?」
 「でも、お母さんが、今の内に頑張りなさいって。」
 「甘いっ! はっきり言わなきゃ、夏中ずっと塾通いよ! ろくに遊ばないまま中学生になっちゃうんだから。」
 由希はびしっと美夏を指差して息巻く、マンガを切り上げさせられたのもそうだが、要するに美香と遊べないのが不満なのだ。
 「あはは…でも、迎えに来てくれてありがとう。」
 紺色の吊りスカートと赤いランドセルを揺らしながら、早足で姉の後を歩く美夏。
 夏場と言えども、8時を過ぎれば暗くなる、家までは外灯や人通りも少なく、美夏にとっては姉が迎えに来てくれたのは心強かった。

 人通りの無く薄暗い路地に差し掛かった時、路地の先から、がしゃんと車でも引っくり返った様な音が響いた。
 突然の事に、二人ともびくりと身を竦ませる。
 何だろう、事故かな? でもこの先の家はとっくに廃屋になってた筈だし。
 不審に思う由希の裾を、美夏がしっかりと握っていた。
 「だ、大丈夫よ! どうせ納屋でも倒れたんでしょ、さっさと帰るわよ。」
 声の震えを飲み込んで、美夏の手を引く。
 そして、先へと進んだ二人が見たのは、信じられない光景だった。
 
 薄暗い街頭にそれが照らされた時は、喧嘩かと思った。
 大柄な男性が、誰かを組み伏せて殴っているのかと。
 だが、それは人間にしては大柄過ぎた、少女の胴回り程はありそうな太い手足に、なにやらゴツゴツと突き出した様な身体。
 なにより、額から突き出した突起に、爛々と光る赤い目。
 おおよそ人間の姿ではない、そしてその巨体に組み伏せられていたのは、それを上回る不可解な物であった。
 黒い殻に覆われ体節で構成された身体、細く伸びた四対の肢、胴と同じく殻に覆われた頭部には、巨大な牙の様な顎。
 あえて言うならヒヨケムシにも似た姿であるが、圧し掛かる巨漢に迫るその大きさは、到底あり得ない。
 二人は目の前の光景に、言葉を発する事も忘れて佇んでいた。
 まるで男の子が見る、特撮番組の様な光景が目の前で起きている、しかも、それは決して作り物ではない生々しい光景なのだ。
 鬼がその豪腕を振るい、蟲を殴りつけ、体節から緑色の体液が流れる。
 蟲はその殻を軋ませながら肢を伸ばし、その鋭い爪で鬼の硬い皮膚を切り裂く。
 二つの巨体が互いに、腕を振るい、爪で引き裂き、牙を突き立てる。
 そして、遂には蟲を地面に投げつけた鬼が、その背を踏みつけた。
 バキンという音を立てて、蟲の背がひび割れ体液が漏れる、ざわざわと蠢いていた肢もやがて動かなくなった。
 「……ひ…」
 ようやく、由希の喉から小さな声が漏れた、しかし、それは鬼に対して自らの存在を示す事になった。
 鬼がその巨体をゆっくりと振り向き、紅い目で二人の姿を捉える。
 一歩、また一歩と、地響きを立てる様な足取りで近付く鬼、二人は恐怖のあまり、脚が震えて逃げる事もままならない。
 その時、異変が生じた、鬼の歩みが止まったのだ。
 鬼の背後、死んだと思われた蟲が飛び掛り、鬼の首にその巨大な顎を突き立てていたのだ。
 立ち木の如く太い首から真っ赤な地が溢れている、鬼はその手で顎を掴み引き離そうとするが、蟲の巨大な顎は、万力の如く太い首をぎりぎりと締め付ける。
 そして、二人の少女の目の前、ぶちりという音を立てて、鬼の首が地面に転がった。
 頭部を失ったその巨体は、噴水の如く大量の血を吹き上げ、ずしんと倒れる。
 「っきゃああああぁぁぁぁぁっ!!」
 常軌を逸したあまりに凄惨な光景に、由希は悲鳴を上げて走り出した。
 理屈ではない、心の器から恐怖が溢れ、半狂乱で此処から逃げ出したのだ。
 「いやぁっ! おねえちゃん! おいてかないで、おねえゃぁん!!」
 美夏の発した悲痛な悲鳴も、この時の由希には届いていなかった。


 どれだけ走ったか、由希は細い身体を自ら抱くようにして、とぼとぼと歩いていた。
 「…どうしよう…どうしよう……みぃ…どうしよう…」
 頭の中がぐるぐる回って、何処を歩いているのかも分からなかった。
 美夏を置いて逃げてしまった。
 あの異常の中に美夏を置いて来てしまった事、あの怪物の恐ろしさと、美夏を失う事の恐ろしさで、頭の中がいっぱいだった。
 「…だれか……だれか…助けて…助けてよぉ……」
 由希は泣いていた、ぽろぽろと涙を流しながら、ふらふらと歩く。
 ようやく人影を見つけた時、由希は一も二もなく走り出した。
 みぃを助けて、それだけを思いながら。
 その為であったか、それとも人影がさっき見た鬼より細身であった為か、由希は異常に気が付かなかった、薄暗い中に佇むその人影が、細身で猫背であったとはいえ、人間の体格を遥かに超えている事に。
 「お願い! みぃを、みぃを助けて!」
 振り向いた人影に、由希は言葉を失った。
 内側から骨が突き出した様なその身体、だらりと垂らした長い腕、そして額から突き出した突起に、爛々と光る赤い目。
 「…あ…ああ……」
 由希の目の前で怪異は続く。
 最初は、腕が裂けたのかと思った、鬼の長い腕がめきめきと二つに分かれ、気が付けばその腕は四本に増えていた。
 「…い…いや……いやあっ!」
 目の前の光景が、さっきの怪異と同じ類のものだという事は、すぐに分かった。
 由希は逃げ出した、おてんばで通っている由希の脚は決して遅い物ではない。
 だが、遭遇してしまったそれは常軌を逸した存在、身体を沈めひと跳びで追い着くと、由希の頭を掴んで地面に押し倒した。
 「いやっ! いやぁっ!!」
 じたばたと暴れる由希、しかしそのささやかな抵抗も、長い四本の腕に手足とも捉えられてしまう。
 セーラー服から伸びる、すらりと日焼けした健康的な手足は、鬼の硬い手に比べればまるで細枝である。
 鬼は由希の身体を持ち上げると、その顔を覗き込む、紅い目に裂けた口、此の世なら然る者を目の前に、あどけなさを残す整った顔が恐怖に歪む。
 牙の並ぶ口が開かれると、40センチはあろう長い舌がずるりと現れ、垂れた唾液が由希の頬を汚す。
 「ひっ!」 
 由希の身体は、まるで磔にでもされたかの如く四本の腕に囚われて、身じろぎすらも困難な状態である。
 鬼の舌はまるで味見でもする様に、由希の頬を舐め上げる。
 なす術なく震える由希の、頬から首筋をなぞり、胸元まで這い回る蛞蝓の様な舌、そして遂にはセーラー服の襟元から、その内側へと侵入した。
 「……え!?」
 由希は動揺していた、殺されるか、それとも喰われるか、という事は脳裏をよぎっていたが、まさかこんな「いやらしいこと」をされるとは思っていなかった為である。
 つんと突き出した膨らみかけの胸を、鬼の舌は器用に這いまわり、その先端を刺激する。
 だが、少女として未だ未発達な由希にとっては、痛みと嫌悪感でしかない。
 気が付けば鬼の息が荒い、興奮しているのかと思うと、由希はぞっとした。
 そして、由希の不安と嫌悪感は直ぐに現実の物となった、鬼がその鋭い爪でセーラー服を胸元から引き裂いたのだ。
 未だ幼さを残す12歳の身体が露になった、見た目通りに肉付きの薄いスマートな身体には水着の後がくっきりと残り、幼い乳房は垂れる事無くつんと上を向いている。
 細い身体を、長い舌が思うままに這い回る、幼い乳房を舐め上げ、時に絞る様に巻き付いてくる。
 由希が、いくらやめてと泣き叫ぼうと、鬼が止める筈もなく、まして言葉が通じる補償もない。
 鬼は幼い乳房を舐り尽くすと、捉えていた由希の脚を持ち上げ目の前に持って来る、捲れあがったスカートからシンプルな下着が丸見えになった。
 由希も、これ以上はと抵抗するが、囚われた両脚はびくともしない。
 鬼は由希の抵抗など、どうという事もないという風に、両脚を左右に引く。
 「ひきぃっ!」
 細い脚を水平に開かれ、由希が苦痛の声を上げる、その壊れそうなまでに開かれた場所に、鬼はずるりと舌を這わす。
 下着の上から未熟な丘を舐め上げると、大量の唾液で割れ目の形が露になる、べっとりと張り付いた下着が不快だが、事態はそれ所ではない。
 唾液に濡れた下着の隙間から、舌が侵入する、割れ目を開いて自ら触れた事すらない秘肉を蹂躙し、幼孔にたどり着くとその奥にまで舌を伸ばす。
 「…いぎっ!…いたいっ!いだいいっ!!」
 未だ固い幼孔を蹂躙され、由希が悲鳴を上げる、だが、それを鬼が気にとめる筈もなく、その器用な舌先は幼孔をほぐす様に蹂躙する。
 度重なる心身の苦痛に、由希は息も荒く薄い胸が激しく上下する。
 しかし、ここにきて由希は、なお恐ろしい物を目にした。
 それは、鬼の腰からそそり立つ、禍々しい肉槍であった。
 以前、男子から取り上げたポルノ誌でペニスを見た時、こんな物が入ったら壊れてまうのではないかと思ったが、今目にしているそれは、比べ様もなく凶悪な代物である。
 太さも然る事ながら、長さに至っては人間の三倍にもなろうか、中に骨が入っているのではなかろうかと思う程、ごつごつとした瘤で歪な形をしている。
 それが、天を指す様にそそり立って、ひくひくと蠢きながら、先端よりは雫を溢しているのだ。
 鬼が飾り気のない下着を食い千切り、無毛の丘が露になり鬼の目に晒された。
 強引に開かれた両脚に引かれてか、閉じていた筈のつるりとした双丘は綻び、その間から未発達の秘肉が覗いている。
 鬼は、ゆっくりとその醜悪な肉槍を、不釣合いな幼裂にあてがった。
 「やだ! やめてぇっ! そんなの、死んじゃうっ!!」
 女の子の一番大切な所に、禍々しい凶器を突き付けられて、由希が懇願の悲鳴を上げる。
 涙で歪んだ視界の中、由希には鬼の裂けた口が吊り上がり、笑った様に見えた。
 「ひぃっっぎいいぃぃぃぃぃっっ!!」
 身体が引き裂かれる様な激痛に、年頃の少女とは思えぬ悲鳴が上がる。
 背骨が折れそうなまでに、身を仰け反らせて目を剥く由希。
 鬼の肉槍は、幼裂をこじ開け、狭い秘道を割り開きながら、幼い子宮口まで達していた、しかし、それでも禍々しい肉槍の長さからすれば三割程度でしかない。
 鬼はその膂力で、由希の身体を軽々と扱いながら、本能のままに陵辱する。
 肉槍の瘤が、幼裂を巻き込みながら秘道の壁を擦り上げる、おぞましき亀頭がゴツゴツと子宮を叩き、無毛の丘が突き上げられる。
 由希は、もはや悲鳴とも言えぬ声を「ひっ…ひっ…」と上げながら涙に歪む星空を見上げていた。
 痛い、苦しい、身体がバラバラになってしまう。
 四本の豪腕に捉えられた細い身体は、今にも壊れそうな程に、激しく犯される。
 12歳の少女の身体には、到底納まり得ぬ肉槍が激しく胎を突き上げ、ふるふると揺れる幼い乳房を、ずるりと伸びた舌が舐り尽くす。

 もういやだ、どうして、なんでこんなことに。
 壊れかけた心の欠片をさぐる中、ようやく見つけた大好きなそれは……
 恐怖に怯え、泣きながら、「おねえちゃん」と呼ぶ姿。
 そうか、これはきっと罰なんだ…
 だって私は…

 …大好きな、みぃを置いて逃げたから…

 由希は既に壊れていた、今は虚ろな目で「ごめんなさい」と呟くばかり。
 日焼けの跡も眩しかったその手足は力無くぶらぶらと揺れ、少女らしい白さを保っていた乳房も、鬼の思うが侭に蹂躙され、べっとりと汚されていた。
 少女の身体を貫いていた肉槍が膨れ上がる、久しい種付けの喜びに鬼が夜空に吼える。
 由希の奥底で鬼の精が弾けた、初潮を迎えていたとは言え、精を受けるには早過ぎる未成熟な子宮を、どろりとした鬼の種が満たして行く。
 およそ人では有り得ぬ大量の精に、由希の下腹は膨れ上がり、それでもなお納まりきらぬ白濁が秘裂よりこぼれ出す。
 ようやく、由希を貫いていた醜悪な肉槍がずるりと抜かれると、びしゃりと音を立てて大量の精が溢れ出した。
 その細い身体がひくひくと痙攣する度に、開ききった幼裂から何度も何度も白濁が零れ落ちる。
 少女が鬼の子を孕むか、それともこのまま朽ちるかは分からない。
 だが、既に鬼は力無く横たわる少女への興味は無く、次なる狩猟と闘争の喜びに震えていた。

 

 美夏は動くことも出来ず、ただ立ち竦んでいた。
 心細い時、怖い時にはいつも由希がいてくれた、その由希が美夏を置いていなくなってしまった事は何よりも心細く、今にも目の前の恐怖に押し潰されそうだった。
 ずしゃり
 蟲がその巨体を動かす音に、幼い少女がびくりと肩を竦める。
 ぽろぽろと涙を流してしゃくりあげる美夏、蟲はその脚を地面に突き立て、一歩また一歩と近付いて来る。
 「……ひ…」
 微かな声を搾り出して後ずさる美夏、しかし恐怖に震える脚は言う事を聞かず、ぺたりと尻餅を付いてしまう。
 「あっ!」
 顔を上げた美夏は、思わず息を飲む、何時の間にか蟲は目の前まで来ていた。
 長く伸びた肢が、二股に割れた鋭い爪で美夏の細い腕を地面に押し付ける、成人男性を裕に上回る巨躯に、幼い美夏に抵抗の術は無い。
 およそこの世の物とは思えぬ、そのおぞましき容姿、ヒヨケムシにも似た姿であるが、その身体は硬い殻に覆われている。
 ぼってりとした体節が、呼吸するかの様に顫動を繰り返し、巨大な顎が粘液の糸を引きながら、美夏の目の前でカチカチと打ち鳴らされた。
 「…ひ……あ……おねえちゃん…おねえちゃぁん…」
 あの丸太の様な鬼の首を、いとも簡単に落とした大顎、喰い付かれたなら美夏の小さな身体など、ひとたまりもないだろう。
 このまま、この怪物に食べられてしまうのだろうか、恐怖に押し潰されそうな美夏は、更におぞましい物を目にした。
 美夏の目の前で、ぐちゃりと音を立てて大顎が開く、その奥から粘液を垂らしつつずるりと現れたのは、これもまた醜悪にておぞましい器官。
 それは、長い蛇の様であり、その形状はワニガメの頭部にも似て、周囲は節状の殻に覆われている。
 ずるずると近付いて来るそのおぞましい器官に、美夏は悲鳴も上がらない。
 それは、美夏の鼻先でぴたりと止まった、まるで観察するかの様にその先端が方々に向きを変えるが、美香にとってはその一挙動一挙動が恐ろしい。
 「ひ…いや……もがぁっ!」
 小さく恐怖の声が漏れかけた瞬間、それは美香の小さな唇を割り、咥内に侵入した。
 それは、有無を言わせぬ力で、身をくねらせながら美香の咥内を蹂躙する。
 小さな口は顎が外れるのではないかという程に開かれ、苦しげに目を見開く美香の喉奥に目掛けて、それは顫動を繰返す。
 「…ふぐっ……んんっ…むうぅぅっ・…」
 まるで、太い蛇に咥内を蹂躙されているかの様な、苦しさと嫌悪感に美香がうめくが、蛇はその身をくねらせながら喉奥まで蹂躙する。
 あまりの苦しさに、美香の小さな指は地面を掻き、紺色の吊りスカートから覗く細い脚がひくひくと震えた。
 「……んむっ……う…ぐっ・……んんんんんんっっっ!!」
 喉奥を蹂躙していた蛇が、どくんと何かを吐き出した。
 それは、一回に止まらず、どく…どく…と、何度にも渡り美香の体内に何かを送り込む。
 「…は…あ……うえ…」
 ずるりと美香の口から蛇が引き抜かれた、どこか虚ろな目の美夏、その愛らしい顔は、蟲の体液でべとべとに汚れている。
 手足に力が入らない、頭の中が霧がかかった様にぼうっとする。
 それは、蟲の体液によるものであった、いわゆる弛緩剤に近いもの、獲物を捕らえ苗床とする為の蟲の毒。
 
 蟲は長い肢を器用に使って、美香の服を引き裂いて行く、清潔な白いブラウスも、紺色の吊りスカートも、瞬く間に無残な襤褸布へと変わり、膨らみ始めたばかりの幼い胸が露になった。
 小さなリボン飾りが可愛らしい下着も剥ぎ取られ、無毛の割れ目が晒される。
 小学5年生という幼い身体は、未だ子を宿す為の準備を終えていない、しかし蟲の目的は生殖ではなく産卵、宿主としての器があればそれでいい。
 四対の肢が蠢き、美香の細い脚を捕らえて開脚する、それでも未発達な割れ目はぴたりと閉じたまま、幼い性器を守っていた。
 蟲の節腹がぐいっと曲がり、その先端からにちゃりと音を立てて、管状の器官が現れる。
 それは巨大な蚯蚓といった感じの節のある器官、だが、蚯蚓と違いその先端は割れ、内側に柔らかな器官が蠢いている。
 その管は、ずるずると伸びながら、閉じた幼裂を目指す。
 「…うえ…やら……やらあ…」
 美香が呂律の回らぬ声で抵抗を口にする。
 未だ男女の事柄にも拙い少女、まして異形の怪物の行為など知る由も無い筈が、このような言葉を口にしたのは、少女としての本能からであろうか。
 蟲の器官が閉じた幼裂に到達する、少女の身体に対してあまりに大きな器官、しかしその柔らかな先端は、うぞうぞと蠢きながら幼裂を割り開き、未発達な秘肉の奥に小さな孔を見つけ出す。
 「ひぐっ!」
 管状器官の内側より、ぬめぬめとした柔らかい管が、幼い秘孔を開き侵入する、いくら柔らかいといっても美香の未発達な秘洞は固く、未だ他者の侵入を受け入れる様には出来ていない。
 「いだ…いたぁい! いたいよぉ!!」
 火が付いた様に美香が泣き喚く、仰け反った胸の先に突き出した未発達の乳頭が痛々しい。
 胎内に侵入した管状器官は、狭い秘洞をずりずりと這い上がり、幼い子宮口まで到達する。
 未だ少女として花開く前の幼い子宮、その未発達な入口をこじ開け、管状器官は子供の腹を蹂躙する。
 蟲の毒に犯されているとはいえ、そこは侵入を受け入れる器官ではない、蟲の節腹が顫動し管状器官が子宮内を這い回る度に、美香の口から歳に似合わぬ苦悶の声が上がる。
 蟲の顫動に合わせて、ずちゅずちゅと粘液の音が響く、閉じていた筈の幼裂は強制的に開かれ、蚯蚓より伸びた管状器官が出入りする。
 その蚯蚓の如き器官が、ずくんずくんと節腹の方から波打った。
 「う…あ……なに…か……あがって……いやあ…」
 お腹を伝って何かが入って来る、そのおぞましき感覚に、美香が嫌悪の声を上げた。
 蟲の産卵である、子供の子宮に蟲の卵が一つまた一つと産み落とされる。
 不自然に膨らんだ美香の胎、美夏はただ苦しげに息をするばかり。
 管状器官は最後の卵を産み落とすと、じゅるりと音を立てて戻って行く、しかし陵辱はまだ終わらなかった。
 すっかり開ききってしまった幼い秘裂、今度は蚯蚓の如く器官が、直接それを貫いた。
 「あぐっ! げぃああああっっ!!」
 今度ばかりは、声にもならぬ悲鳴。
 つぎの瞬間、美夏は「ひくっ」と息を飲んだきり意識を失い、その身体から完全に力が抜ける。
 蚯蚓は幼裂を裂かんばかりに割り開き、子宮口まで突き上げる。
 節腹の顫動は、先程よりも一層激しく、美夏のつるりとした下腹にも、その形が見て取れる。
 ずっちゃずっちゃという粘液の音と、美夏のランドセルがかちゃかちゃと鳴る音、ただ二つの音だけが薄暗い路地に響く。
 限界まで開かれた様裂に巨大な蚯蚓が出入りする。
 粘液の音と悲鳴は徐々に早くなり、やがて、ぶびゅるという音と共に美夏の胎、その最奥にどろりとした物が叩き付けられる。
 未だ初潮も迎えていない幼い子宮の中で、蟲の卵が受精した。
 
 手足を投げ出して地面に横たわる美夏、しかし、その薄い胸はゆっくりと上下し、未だ生きている事を証明している。
 蟲はその小さな身体を器用に咥えると、何処かへと姿を消した。
 おそらくは、産みつけた卵を隠しに行ったのか。
 美香にとってはこのまま壊れていた方が幸せだろう、今度はその幼い身で、地獄の様な出産を経験しなければならないのだから。